サックスのこと - RICOリード

リードのこと - RICO

業界大手のリコ・リード。ジャズ向けのモデルからクラシック用のモデルまで幅広く展開している。同じく大手のバンドレンと比べるとコシは柔らか目で、音色は明るい傾向にある。

RICO 3 1/2

カット : アメリカン

とにかく安いリコのリード。同社製品のロイヤルと同様、旧パッケージの方がケーンは良かった。 目で確認すると比較的カットは揃っていると思う。割と明るめの音と、アメリカンカット独特の雑味が。 ちょっと持ちが悪い。でも安いからこんなもんか。

Yanagisawa Metal 6 : なんか引っかかる感じがある。吹き難い。
Soloist Short Shank C** : ゴリゴリもフワフワもジョワジョワもいける
S80 D : 合ってない

RICO Royal 3

リード2大メーカのお手軽リードRico Royal 古いパッケージ(中のリードケースがプラスチックじゃない奴)は随分品質もよくて、コントロールし易かった。 最近の物は妙にカットが揃っているのだが、どうもコシが無い。ケーンの質が悪くなっているのか、乾燥がきちんとされていないのか。 それでもバランスは良いから、何を買うか迷ったら買っていいかもしれない。価格もお手頃。

Yanagisawa Metal 6 : ちょうどいい。なんか普通で良い。サブトーンは少し押し出し感じが弱い気がする。
Soloist Short Shank C** : やわらかすぎた
S80 D : やわらかすぎた

Fredrick L. Hemke

本来はクラシック用らしいが、ジャズでも使つ人は多い。アルトではケニー・ギャレットなどが有名。吹いてみるととても落ち着いた、太く思い音色を持ったリードだとわかる。
それでいて反応の鈍さは全く無く、むしろ良い部類だ。アタックなどは出し易い。ただし、ファンクやロックなどの派手な鋭さは難しいだろう。
様々な所で語られている様に、確かに低音、高音までバランスが良い。他のリコ製品と比べて長持ちするのも嬉しい。


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